「私にとって愛車IONIQ5は暮らしの相棒でビジネスパートナー。そして究極の癒しスペース」
EVカー充電への思い込み
世界は温暖化対策としてCO2削減をかかげ、むこう10年の間にガソリンカーの廃止を目指しています。日本でもいろいろな助成金を擁して電気自動車への切替を推進してきました。
しかし未だに〝マンションに暮らしながらEVカーオーナーになるイメージ〟が、なかなか湧かないという声を多く聞きます。
そのひとつの要因として、マンションの駐車場が共有スペースのため、充電設備の問題があげられます。管理会社や組合でもEVスタンドを設置するのに、公平性や安全性が常に課題にあがるという話も出るようです。
ヘヴィーユーザーに聞く現状
海外に本社があるIT企業の日本での統括をされている西村雅博さん。なんと2011年からすでにEVカー歴3台目のヘヴィーユーザー。今回ヒョンデ・アイオニック5に決めるまでに、国内で試せるEVカーを全台試乗されたのだそうです。
「EVカーを知らないひとの多くが充電のことを一番気にしてるんです」
そう話す西村さんの言葉には強い説得力を感じました。
東京から京都までノー充電
「この間妻とふたりで京都まで行ったんですが、フル充電にしておいて、途中一度も充電せずに京都までたどり着いたんです」
─す、すごいですね。
「以前乗っていた国産のEVカーは、東京大阪間で8回充電しないといけなかった。もう今の時代、都内を走る程度なら、充電切れなんて心配しなくて大丈夫なんですよ」
充電30分で300㎞走破も可能
ハイブリッドカーがトレンドだったころは、〝めちゃくちゃ電気を消費するな…やっぱりガソリンのバックアップがないと心配だな〟という印象だったので、目からうろこでした。
それにしても、気になるのは充電にかかる時間や値段です。
「私は充電スタンドのプリペイドカードをよく利用しているのですが、 2700円で100分の充電が可能です。急速充電30分で約2~300㎞は走れるのでその3倍はこのカードだけでいけます。ほかにも現在無料の充電スタンドがコンビニやファミレスの駐車場などたくさん街中にあふれていますので、ガソリン車よりかなりお得なんですよ」
街のあちこちに充電スタンド
人は自分の見たいものしか見ないものです。実際EVスタンドが増えているという感覚はありませんでした。
「EVカーを持っていなければ、充電スタンドの存在は目にも入らないのでは?無料のスタンドをスマホのアプリなどで検索できるマップもあるし、マンションの近隣の拠点をあらかじめ見つけておけばいいんですよ」と西村さんは教えてくれました。
安心のヒートポンプ方式
アイオニック5はモーターを動かすための蓄電池の容量もさることながら、車内の環境を保つためにエアコンはヒートポンプ式を採用しているとか。オーディオなど、モーター以外の電力は別の電源を使用するため、最適な環境でロングドライブが可能なのだと聞き、感心するばかりでした。
決め手はラグジュアリー感
─国産車、外車、各メーカーがいろいろ工夫して競いあう中、なぜヒョンデの車にされたのでしょう。
西村さんの心を掴んだのは〝高級な質感〟でした。これは単純にハイグレードという意味ではないとのこと。ドアやウィンドウの気密性を感じさせる開閉やハンドルを握った時の手の平に吸い付くような感触、広く開放感のある足元には、アクセルやブレーキに足を乗せるときに感じるストレスはみじんもないと言います。
─EVカーで高級感といえばテスラも素晴らしい完成度と聞いていますが、実際乗り比べてみていかがでしたか?
「テスラはスピード感を味わいたい人向けだと感じました。運転好きな人にとってはかなりの出来映えです。でもアイオニック5はずば抜けて居住性が素晴らしかった。」
アイオニック5は動く書斎
西村さんは、時差のある海外とのコミュニケーションをとるため、早朝、夜間によくWEB 会議を行うそうです。その際、アイオニック5はリモートワーク用の〝動く書斎〟として最適な造りだと言います。シートをフラットにできるので、小さなテーブルを安定させてPCを操作できるし、もちろん車内で充電することも可能です。
驚いたのは、前後のシートを倒すときにオットマン(フットレスト)が上がってくること。「限られた車内環境でのデスクワークでもエコノミー症候群の心配もなく、安心して長時間作業が行える点が気に入ってます」
これまでシェアオフィスや会議室のレンタルをしながら仕事をこなしてきた西村さんにとって、時間の制限がなく、プライベートが約束された空間で周囲を気にすることなく仕事に専念できること。それが愛車となればその満足感は計り知れないのではないでしょうか。標準仕様の広いサンルーフで星空や朝日を拝みながら、会議後に一杯のコーヒーを淹れてホッとできるのは至福の時間だと、西村さんは顔をほころばせました。
家族も認めるアイオニックの魅力
「仕事の面だけでなく、アイオニック5にしてから、家族4人で出かける機会が増えたんですよ」
西村さんが笑顔で続ける。
「うちの息子たちは身長が187㎝もある大柄で、以前の国産EVカーだと窮屈で乗りたがらなかったのに、最近は喜んでついてくる(笑)。食事や買い物に家族で出かけるのも便利だし、みんなで出かけられるうえ、買い出しもたっぷり載せられてなにより妻が喜んでいるんです。」
普段仕事で忙しい西村さんがアイオニック5に買い替えただけで、家族サービスが容易になったと一番喜んでいるように見えました。
抜群の機能性にも注目
機能面に話題を向けると、西村さんの目がさらに輝き出します。
「驚愕したのは、ドライブレコーダーなんです。右左折の時にウィンカーを出すじゃないですか、曲がりきる前にウィンカーが戻ると同時に、カメラが起動して、ハンドルを切った側の足回りがモニターに映るんです。私、本当にびっくりしました」
つまり巻き込み事故防止のための車載カメラがついているということです。またアイオニック5にはドライブレコーダーが標準装備でついています。このこと自体が他の自動車メーカーではなかなかみられないサービスだとのこと。
ヒョンデモビリティジャパンの小幡さんはこう話してくれました。
「ドラレコを標準にすれば、ユーザーの安全や安心を担保できるが、同時に事故の原因などになるメーカー側の過失も記録されてしまう。それを嫌がる企業は多いんです」
それだけにヒョンデの自信のほどがうかがえる話だといえるでしょう。またアイオニック5のメカニズムのほとんどがデジタル環境で整備されているため、パンクなどの破損以外に、故障の心配も少ないといいます。
「購入時の状態からフルパッケージになっていて、何か新しい機能がオプションで追加されたり、マイナーチェンジで新車にしかついていない機能は、遠隔で自動更新されるため、工場に持ち込む必要もありません。それ以外でも半年に一度はバグなどが発生していないかメンテナンスでアップデートの配信をしています」
高級な「車」を通信販売
なるほど車自体もデジタル化が進んでいるのだと納得しました。さらに、ヒョンデのもうひとつの画期的なサービスがあると聞き、驚きを隠せませんでした。それは〝WEB販売〟です。
―え?店頭販売していないんですか?
西村さんは今回アイオニック5をインターネットでオンライン購入したと言います。これについても小幡さんが詳しく説明してくれました。
「はい。アイオニック5はWEBサイトでのみ購入いただけます。即納できる完成車がすべて閲覧でき、車種を選ぶと、ボディカラーとシートの素材や色の組み合わせが選べるようになっています。クイックデリバリーを基本としていますので、在庫のあるものの中から選んでいただくことになりますが、そのパターンは豊富です。ショールームは試乗したり、WEBで伝えきれない部分を説明するラウンジになっているんです」
Amazonで家電を買うのと同じ感覚で車を買うことができる時代になったというのでしょうか。ヒョンデのショールームはアップルストアと同じということなのでしょうか。
そんな素人的かつ庶民的な感想を抱きながらも、恐れずに聞いてみました。
―結構高額な買い物ですよね?西村さん、心配はありませんでしたか?
「いいえ、全然。現金振り込みとクレジットカード以外にローンも選択できるんですよ。私はクレジットで購入しましたが、普通の通販と同様の手続きですし、申し込みが完了すると電話がかかってきて、丁寧に説明を受けましたので、心配はありませんでした」
もちろん補助金制度も適用されたということです。
非常電源が期待されるEV車
最後にENTLINKとして一番気になることを聞いてみました。
―災害時などにEVカーが電源として活用できるというような話を聞きますが?
「街のお祭りのときに、屋台とか客席とか発電機が必要じゃないですか?アイオニック5のオーナーズクラブで車を持ち寄って、車体に外付けであるAC電源を使ってもらってお祭りを開催したりしています。また、キャンプに行っても、火おこしをしないで炊飯器でご飯を炊いたり、電気ポットでお湯を沸かしたりすることもできます。モーターを止めたままでエアコンも使えるので、真夏にペットを一緒に連れていくこともできます。焚火のゆらぎを味わいたい人には物足りないかもしれませんが…。災害時には、多くの助けになるのではないでしょうか」
ちょっと誇らしげに語る西村さんでした。
EVカーにするだけで、家族も社会もお財布も喜ぶとなるとは、もはや感嘆しかありません。
西村さんの笑顔と出会えたことで、記者自身、購入意欲すら湧いてきました。
ヒョンデが世界で目指す、コミュニケーションとテクノロジーを駆使した新しいカーライフに触れ、EVカーの魅力と未来がグッと近づいてきたと実感する取材でした。
EVカー情報
EVカーのお得ポイント
●購入時の補助金 ●ランニングコスト
●メンテナンス料金 ●税金 ●車検費用」
比べてみたら─EV車×ガソリン車(税金)
自動車重量税 | 環境性能割 | 自動車税 | |
EV車 | 0円(非課税) (エコカー減税) |
0円(非課税) | 75%減免 (グリーン化特例) |
ガソリン車 | 16,400円 | 購入金額の3% | 約25,000円 |
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Hyundai Mobility Japan
公式ヒョンデHP
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