これまでの主たる活動
第3回 国連を支える世界こども未来会議(2023.3)
国内外から14カ国約60名のこどもたちが参加し、10のグループに分かれて平和へのアプローチについて意見交換を行いました。会議は、「SDGsゴール16.平和と公正をすべての人に~平和な世界をつくるためには~」がテーマで、ジャーナリストの堀潤氏が自身の取材を通して伝える平和の講義を聞き、グループワーク。平和を実現するために必要なことは何かと考え、最終的にグループの考えをまとめて発表しました。
国連を支える世界こども未来会議 in OKINAWA(2023.7)
「沖縄をより住み続けられるまちにするにはどうしたらよいか」について、沖縄在住のこどもたちがグループに分かれてディスカッションを行い、アイデアを発表しました。「ごみ拾いをして環境をもっときれいにしていくべきだと思います。それによって沖縄に来る人が増えるはずだから」といった観光が重要な資源である沖縄ならでは自然に対する考え方など、沖縄の現状を踏まえた意見が活発に飛び交った。
国連本部でキッズアンバサダーが「世界こども未来会議のアイデアブック」提出(2023.7)
米ニューヨークの国連本部でキッズアンバサダーより「第3回国連を支える世界こども未来会議」でのアイデアをまとめたアイデアブックを国連本部グローバルコミュニケーション局に提出。また同日、「国連を支える世界こども未来会議~プロジェクト発表イベントを行い、サムライギタリストMIYAVIが制作した本会議テーマソング「That‘s What I’m Gonna Be」を初披露しました。
国連を支える世界こども未来会議 in OSAKA(2023.9)
「住み続けられる未来の大阪」をテーマに、大阪在住のこどもたち約40人が持続可能な都市づくりのアイデアを出し合いました。「大阪は犯罪率が高いので、社会貢献をして人を優しくして犯罪を減らす」という案に、会場の大人たちも頭が上がらず苦笑いする一幕もあり、大阪らしくユーモアあるアイデアが集まりました。最優秀賞は、会場と審査員一致で「感謝の気持ちを形にする。“ありがとう週間”を作る」というアイデアを発表したグループが受賞しました。
国連を支える世界こども未来会議 in SHINAGAWA(2023.10)
10月15日、品川区役所でもイベントが開催されました。品川区の小学4年生から6年生まで約30名が「住み続けられる未来の品川区」をテーマに討論しました。「住み続けられる未来の品川区」を実現するためのビジョンとアクションについて話し合いました。
「生命を思いやる愛が大切」「共有の場を作る」「価値観の理解が大切」「SDGsのポスターを学校につくる」など、様々な提言がなされました。その後、質疑応答やジャーナリスト堀潤さんの講演があり、最後には各グループの提言の中から最優秀賞を選定。最優秀賞に選定されたのは、街中で困った人が使う「助けてくださいカード」の実現を提案したグループでした。
国連を支える世界こども未来会議 in TOSHIMA(2023.11)
「住み続けたくなる未来の豊島区」をテーマに、豊島区のこどもたち約40人が約5時間にわたって将来の豊島区の姿について考えました。同区の小学校ではSDGsに関する学習を積極的に進めていることから、話し合いの内容も、ゴミをひろうといったことから、自然環境の保護、クラウドファンディングや経済面、さらには愛と友情まで発展。「何よりも思いやりが重要で、それによって成長できる」「でも、ひとりで思いやりを持っても何の意味もないよね」「だから広めることが必要だね、そのためにも発表する場所が必要だ」といった具合にテンポのいいやりとりがあちこちで行われていました。最優秀賞を受賞したグループには、2024年3月に東京都庁で開催される「第4回国連を支える世界こども未来会議」への参加権が与えられました。
これからも、「地元密着」「世界的視野」という2つの視点で活動を続けていく同プロジェクト。ENTLINKでも、全国の集合住宅にお住まいのこどもたちのネットワークを活かして、この活動への参加を考えています。
写真提供:一般財団法人ピースコミュニケーション財団 https://peace-communicatin.or.jp/