分譲賃貸はペットを飼ってOK?NG?
分譲賃貸のマンションは、物件によってペットに関するルールが異なります。
ペットの飼育を禁止している分譲マンションもあれば、購入者はOKでも賃貸で住んでいる人はNGな場合など様々。また、“猫はOK、犬はNG”や“小型犬ならOK”と細かくルールを設けていることもあります。
そのため、分譲賃貸でペットを飼おうか検討している際には、あらかじめオーナーや管理会社に確認が必要不可欠。例え他の入居者がペットを連れている姿を見かけても、購入者と賃貸で住んでいる人ではルールが異なるケースがあります。
ペット不可の分譲賃貸でルール違反をすると…
ペット不可の物件で「みんな飼っているんだから大丈夫だろう」「こっそり飼えばバレないだろう」という考えでルールに違反してしまうと、以下のようなトラブルに発展する恐れがあります。
違約金・原状回復費用がかかる
賃貸借契約書の内容によっては、違約金が発生する場合があります。違約金の額は契約内容により異なりますが、家賃1〜3ヶ月分を請求される恐れもあるため注意しましょう。
また、退去時に通常よりも原状回復費用を多く請求される可能性も高いです。例え目立った汚れや傷がなくても、次の入居者がアレルギーを持っていることを考慮して徹底的にクリーニングが行われることもあります。
契約を解除され、退去を命じられる
ルールに違反してペットを飼っていた場合、契約違反とみなされて退去を命じられることもあります。貸主の都合で退去する際には猶予が与えられますが、ルール違反をした場合は速やかに退去しなければなりません。
ペットを手放さなければならない
違反行為が発覚した後、入居者が住み続けることは許されても、ペットの飼育は許されないことがほとんどです。そのため、違反発覚後も同じ物件に住み続けるのであれば、ペットの引き取り先を探す必要があります。
住民とのトラブルが発生する恐れもある
ペット不可の物件には、動物アレルギーを持っている人が住んでいる可能性もあります。
例えば近隣の住民がアレルギーを発症してしまった場合、個人的に民事訴訟を起こされる可能性がないとは言い切れません。違約金などとは別に、治療費や慰謝料を請求される恐れがあります。
ペット可物件で配慮すべきポイント・対策グッズ
ペット可の分譲賃貸でも、近隣住民への配慮は必要です。
マンションでペットを飼う際には、以下のポイントに注意しましょう。
また、併せておすすめの対策グッズをご紹介します。
騒音
犬や猫は鳴き声が近隣の部屋まで響いてしまうこともありますし、うさぎなどの動物でも足音が下の階まで聞こえてしまう可能性があります。
騒音被害を防ぐためには、壁や床、窓に防音性能の高い“パネル”や“カーペット”、“テープ”を貼るといった配慮が必要不可欠。また、厚手の“防音カーテン”を設置するのも効果的です。
※ペットの防音対策グッズはこちらをチェック!(外部サイトに移動します)
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【2023】賃貸住宅でも使えて、簡単に設置ができる吸音材6選!
脱走
万が一の場合に備えて、脱走対策も必要です。玄関からペットが脱走してしまうと、近隣住民に迷惑をかけてしまいます。
玄関を開けるときに注意するだけでなく、柵や脱走防止扉を取り付けるなどの対策を講じましょう。大切なペットが脱走してケガなどを追わないためにも、ぜひ参考にしてみてくださいね。
※ペットの脱走対策グッズはこちらをチェック!(外部サイトに移動します)
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臭い
窓を開けていると、隣の部屋までペットの臭いが届いてしまう恐れがあります。
飼い主は気にならなくても、ペットを飼っていない人からすると臭いは特に気になるもの。こまめな掃除やお手入れはもちろん、ベランダにごみを放置しないようにしたり、消臭剤を使用したり、空気清浄機を使って脱臭したりといった防臭対策が必要です。
また、頻繁にシャンプーをすることが難しい場合には、ペット用のタオルやウェットシートで拭いてあげるのもおすすめ。特に臭いが気になる場合には、トリミングサロンや獣医に相談してみましょう。
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共有部でのマナー
廊下やエレベーター、エントランスなど、マンションでの共有部のマナーは物件ごとに異なります。中には、共有部でペットを歩かせることを禁止しているケースもあるので注意が必要です。
その際は、キャリーバッグに入れたり、抱きかかえるなどして敷地外に移動しましょう。
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まとめ
分譲用のマンションだった部屋に賃貸で入居している場合、購入者と賃借者ではルールが異なるケースがあります。特に、ペットに関するルールには要注意。購入者はペットOKでも、賃貸で住んでる方はペットNGの可能性もあるためあらかじめ確認が必要です。
また、ペット可の分譲賃貸物件でも、近隣住民への配慮は欠かせません。騒音やマナー違反は後々大きなトラブルへと発展する恐れがあります。
ペットの鳴き声や臭いなどが近隣の方の迷惑にならないようルールとマナーをしっかり守るのはもちろん、市販のグッズを使用するなどしてきちんと対策を講じましょう。