まずは事前準備が大事!
最初の一歩は、洗濯物を種類ごとに分けることから始まります。
Tシャツ、靴下、タオルなど、たたむ前にアイテムごとに分類しましょう。
同じ種類のアイテムをまとめてたたむことで大きさも揃えやすく、作業がスムーズに進みます。
また、衣類によってはたたまずにハンガーに吊るした方が良いものもあります。それらも、この段階で選別できます。
とくに、少しの折り目でもシワになってしまうような生地のシャツやブラウスは、迷わずハンガーで保管するようにしましょう。
逆にセーター類などは、重さで服が伸びてしまうのでハンガーは避け、たたんで保管します。
分類が終わったら、いよいよ洗濯物の山とのバトルが始まります。
洗濯物が「自立できる」たたみ方を目指す
洋服をたたむ上で大切なこと、それは「たたみ方を統一する」こと。
じつは、洋服のたたみ方には色々な方法があります。
そのなかでも今回は、収納の出し入れのしやすさと探しやすさを優先させるために、洋服を立てた状態で収納可能な「自立できるたたみ方」をおススメします。
たたんだ服を自立させるためには、中心が山になるように四角くたたんでいくのがポイント。
四角形の幅と高さは、収納ボックスやタンスの引き出しのサイズにあわせて調整すると、取り出す時に崩れにくくなりますよ。
さらに、100均などで手に入る仕切り用のアイテムを活用すれば、よりスペースを有効活用して、しかも美しく収納できます。
袖ありトップスのたたみ方
それでは、Tシャツやニットなどの袖ありトップスを例にして、たたみ方をご説明しましょう。
Aラインのワンピースやスカートにも応用可能です。
どんな洋服でも、基本のたたみ方は「四角」と考えるとシンプルですよ。
- 洋服をひっくり返して上下逆に置いて、袖側を中央に向けて折り、袖も合わせます。
- 反対側も同様に折って、もとの肩幅の1/3程度の細長い状態を作ります。
(長袖の場合は、袖部分を外側にはみ出さないように身丈と平行に折りましょう) - 裾側から、収納場所の高さに合わせて、3つ折りか4つ折りにすれば完成です!
(3つ折りの場合は裾から3つ折りに、4つ折りなら最初に半分に折り、さらに半分に折ります)
ボタン付の服の場合は、ボタンをすべてとめた方が奇麗にたためますが、面倒な時は上から2番目・3番目をとめてたたむようにすると、省力化できます。
たたみ方に迷ったときは、とにかく「四角」を目指しましょう。
様々なシルエットの服が混在すると、同じ大きさに揃えてたたむのが難しいと感じることもありますよね。
そんなときは、下敷きのような大きさの基準になるボードを使うと上手にたためます。
たたむ服の襟際に重ねて置いて、ボードの縁に沿って折りたたむことで、同じサイズに仕上がります。
自立するように四角くたたんだ服は、山側を上にして収納すると、探しやすくて出し入れもしやすいというメリットがあります。
日々の暮らし以外でも、旅行する時のスーツケースに着替えを詰め込む際にも活用できますので、ぜひマスターしてみてくださいね。
面倒な作業を少しでも楽に
とは言え……
「大量の洗濯物をたたむのはどうしてもめんどくさい!」
その気持ち、わかります。
そんな時は、少しでも楽にたたむための”ひと工夫”をしてみてはいかがでしょうか。
たとえば、洗濯の家事動線上に立ったままで作業できるスペースを確保すると、効率がアップしてストレスが軽減できます。
タブレットやスマホを置けるようにして、お気に入りの動画や音楽を視聴しながら作業するのもおススメですよ。
ご家族がいる人は、声をかけて手伝ってもらうのも良いですね。
とくにお子様には、練習を兼ねて一緒に服をたたんでもらうと、最初は上手に出来ないかもしれませんが、いずれ服をたたんで片づける習慣を身に付けて貴重な戦力になってくれるかもしれません。
あるいは、ハンガー干しできる物はなるべくそのまま取り込んでクローゼットにかけ、たたむ枚数を減らすというアイディアも有効です。
収納スペースとの兼ね合いが問題になりますが、服の一部をインテリアとしてもおしゃれな自立式ハンガーラックやワゴンを活用して「見せる収納」化することで、クローゼットの容量を節約することもできます。
見せる収納を上手に使うポイントは、普段よく着るお気に入りの服を厳選して収納すること。
部屋の印象に大きく影響しますので、たくさんの服を無造作に吊るし過ぎるのは避けましょうね。
快適な生活空間を目指して
洗濯した衣類を効率的に収納できれば、単に空間に余裕ができるだけではなく、お部屋の生活感が薄まって視覚的にもスッキリと見えます。
きれいに整ったお部屋は、日々の生活の満足度も向上させてくれます。
今回は、出し入れがしやすく、しまったアイテムを探しやすい「洋服が自立できるたたみ方」をご紹介しました。
面倒な作業がちょっぴり楽になるようなアイディアも取り上げてみましたので、ぜひ試してみてくださいね。