東京23区で一番パン屋さんが多い世田谷区。毎年10月には世田谷パン祭が行われるほどパン愛あふれる街です。
駅前はもちろん、住宅街のこんなところに?という場所にもパン屋さんが。
中には世界一になったパン屋さん※もあります。
グルテンフリー、全粒粉、オーガニック、米粉、天然酵母を使ったものなど、その店ごとに個性とこだわりが詰まっています。
洗練された住宅街やおしゃれな飲食店が多い街・世田谷で愛されるパン。
あなたも一度パン巡りしてみませんか。
※パンの世界大会「モンディアル・デュ・パン」で日本人初の総合優勝を果たし世界一となったベーカリー「Comme’N | コム・ン」
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Boulangerie Sudo (松陰神社前)
9:10頃到着。すでに、10人程度並んでいました。
食べログ3.8以上とパン好きなら知らない人はいない、超有名店のため10時のオープン前には30人ほどの列をなしていました。凍えながら待つこと50分…
店内へ入る人数制限があったため、3巡目でようやく入店。デニッシュの層がとてもきれいで宝石のような輝き!
また、お惣菜パンも具がたくさんのっていて、全部を買い占めたくなるような衝動にかられました。
クロワッサン、デニッシュを食べたがほかにはないパリパリの層に大感激!並んででも食べる価値アリ。
LA Boulangerie naif (若林)
赤と白のコントラストの入口がかわいい、ひっそりとたたずむパン屋さん。
ラインナップは、フランス系のデニッシュ系と、ドイツ系のパネトーネやサワー種のパンも多く並んでいます。
並ぶことなく、スムーズに入店。
パンの価格は、200~300円台が多く比較的お手頃なものが多く魅力的でした。
NUKUMUKU(三軒茶屋)
アメリカンpopな雰囲気が、雑貨屋かと間違うような見た目。
店内も、popで遊び心がいっぱい。パンの見た目も、他にはないようなラインナップがたくさんで楽しめます。
お惣菜パンや、ドーナッツ類が多い印象。
持ち帰りの袋もかわいらしく、持っているだけで存在感があるので宣伝効果抜群です。
ミカズキ堂(三軒茶屋)
商店街の一角にある、小さなパン屋さん。先客は2人程度いたものの、並ばずに入店。
お店が小さいので5人程度入るといっぱいになっている様子でした。
惣菜パンが多い印象。人気のミルクパンは小ぶりで、スリーブのラッピングがかわいらしかったです。
ミルクフランスは、カルピスバターと和三盆のしゃりっとしたクリームが濃厚でフランスパンの生地と相性抜群でした。
近くにある“ヨーロッパ食堂”でミカズキ堂のパンを提供しているそうです。
Boulangerie Shima(三軒茶屋)
先客はなく、すんなりと入店。地元に愛される雰囲気漂うホッとするようなパン屋さん。金賞をとるほどのカレーパンが有名だそう。
注文後に揚げてくれるので、あつあつが楽しめます。早速、チキンスパイスカレーパンを注文。
サクサク衣で王道のフォルムに、生地はもちもち、マイルドな辛さのルーとごろっと入ったチキンがベストマッチ!
その他のパンは、商品の説明がプライスカードに書いてあるのでお好みのパンを購入しやすいです。
地元の方々が、続々と来店しパンを買い求めていました。
JUNIBUN BAKERY(三軒茶屋)
パン屋さん?と疑いつつも入店。お花屋さんが併設された、おしゃれなパン屋さんです。
並ぶことなく入店はしたものの、ひっきりなしにお客さんが入ってきていました。
店名の由来は、「パンやお菓子を通して十二分に満足できるステキな暮らしを」という意味が込められているそう。
女子にはたまらない雰囲気でした。
パンのラッピングやショーケースへの並べ方もおしゃれで、小ぶりなパンが多い模様。
客層は、女子が圧倒的に多くにぎわっていました。
Cocorire ココリール(千歳烏山)
11時半ごろに入店。お店には1組しか入れないため、前にお客さんが2組ほど。
ショーケースに並ぶ商品を注文して店員さんに取ってもらうスタイルでした。
通常の小麦粉を使ったパンの他に米粉パンもあり、もちもり触感を楽しめます。
焼き菓子も並んでいて、甘い系パンが充実している印象でした。
パンとともに米粉のシフォンケーキも人気だそう。
近くに公園があるので、そこで食べるのもよし!
33 サンジュウサン(八幡山)
八幡山駅から徒歩5分、2022年11月にオープンの新しいお店。
シンプルで洗練された雰囲気の店構えの、現代的なおしゃれパン屋さんでした。
サンドイッチなどお総菜パンに菓子パン、食事パンまで種類豊富な商品を取りそろえています。
今回は購入を断念したましたが、バゲットのサンドイッチがおいしそうでした。
試食の数も多いので、自分好みのパンが選べるのもいいところですね。
コトリベーカリー(桜上水)
シンプルだけどおしゃれな店内。なんとなく新しいお店かな?と思っていたが、2021年オープンなんだとか。
お総菜パン、甘いパン、お食事パンとバランスよい品揃え。
隣のショーケースにはクッキーやチョコレートなどのお菓子やジャムがずらりで、パン屋と洋菓子屋さんが一緒になったような印象でした。
天然酵母100%のパンが多く、全粒粉を使ったクロワッサンがおいしかったです。
今回スイーツ系は挑戦できなかったものの、どれもおいしそうでした。ジェラートもあるそう。
ウッドペッカー(桜上水)
老舗の雰囲気で、店名にあるキツツキの看板がかわいい。
残念ながらパンはほとんどが売り切れてしまっていました。
人気No.1はバターブレッド。別名「UFOパン」の名の通りパンの上にクッキー生地が帽子のようにかぶさった形。
優しくてどこか懐かしい味のするパンなんだそう。
自然薯をつかったミニピザがとてもおいしかったです。
POF BAKERY ポフベーカリー(千歳烏山)
今回まわったエリアのパン屋の中で一番行列ができていました。
お店がマンションの通路を通った場所にあるため、道路からは見えなかったですが、千歳烏山駅から歩いてすぐにあります。
お客さんの多くがバゲットや菓子パンを買っていました。
ライ麦を使ったパンやハード系のパンが豊富。
口コミの評価が高く、売り切れ次第閉店のため、早めに行くのがおすすめです。
Pana pan(用賀)
用賀駅から徒歩10分程のところにひっそりと佇むpana pan。
12時の開店めがけて行ったものの、この日は13時10分頃オープンとのこと・・・・
再度訪問すると3名ほどが開店待ち。
曇った窓からちらりと見えるまるっこいパンに期待が膨らみました。
気が付けば列も15名ほどに。見れば常連のような方がたくさん。
小さいお子さんからご年配の方まで幅広い世代に愛されているらしい。
オープンすると店主が一人でお店をきりもりしているようで、接客からレジ打ち、スライスと忙しく動いていらっしゃいました。
陳列棚にもまだ並んべられていないパンを大切そうに袋に入れていく姿が印象的。
早速購入したウインナーパンを頂いてみると、少しさくりとした表面に中はふわふわの生地。
無添加のこだわりソーセージはとてもジューシーで、なるほど、これが人気の訳かと納得でした。
このふわふわまるいパンは確かに幅広い世代に愛されるパン。
店頭に飾られている花は近くの花屋さんのもので、隣の総菜屋さんにも同様の花屋の花が飾れています。
ここ一体は数年のうちにカフェ、パンケーキ屋がオープンし様子も変わってきたのだそう。
ゆったりした時が流れているので、散歩しながらpana panを訪れてみてはいかがでしょうか?
Comme’N GLUTEN FREE (九品仏)
九品仏の有名店で土日は行列が途絶えないComme’Nが出したグルテンフリー専門店。
近年グルテンフリーが注目されている中で、私も数店食べ歩いてきたが、ここは別格に感じました。
【グルテンフリーという言葉のもつ印象や、視点を変えたい】という想いの通り、
本当にグルテンフリーなの?と思う程、普通のパンと遜色のないクオリティーで新たなファンを獲得している模様。
Comme’Nの人気パンをグルテンフリーにしているだけではなく、ここでしか食べられない特別なものが、好みのものをカスタマイズできるサンドウィッチ。
今回はその中でもたまごサンドを選択。
たまごは厚焼き玉子、たまごサラダ、ゆでたまご、スクランブルエッグから選べ、さらにパン・味付け・ソースもカスタマイズ可能。目の前で作ってもらえ、それだけでも楽しくなってしまう。
気分でチョイスした厚焼き玉子とタルタルが抜群においしく、自分の選択を褒めたくなるほど。
他にも焼き菓子やケーキ等、Comme’Nにはないものもたくさん。
新たな選択肢として、グルテンフリーはいかがでしょうか?