防災用品を備えている人は7割以上いると言われています。でもグッズは色々持っているけれど、使ったことがない人が7割と意外に多いようです。
また長期保存水や備蓄食品、大事に保管したまま消費期限が切れてしまったということ、多くの人が経験しているのでは?
キャンプ気分で防災訓練
そこでおすすめなのが自宅マンションのベランダや室内でのキャンプごっこ。まずは雰囲気づくりから始めましょう。シートを敷いたり、キャンプ用テーブルや椅子をセッティングしたり。もちろん、段ボールに布をかぶせるなど、有りもので代用してもOK。ランタンを置けばそこはもう、キャンプ場です。
何となく気が重い防災訓練も、キャンプ気分ならみんなで楽しくできそうです。
火を使わなくても食べられるメニューを
災害時は電気もガスも使えないことが多いものです。防災訓練では、火を使わずに楽しめるメニューを用意したいもの。特にベランダでは火気厳禁の場合が多いので、火の使用は控えた方が良いでしょう。
●水を入れるだけで食べられるご飯類
●発熱剤入りのカレーや牛丼など
●長期保存タイプや缶詰入りのパン
●長期保存タイプのお菓子
室内ならカセットコンロのお試しを
一家に一つはあるカセットコンロ。実際はひんぱんに使うことはないのでは?でもいざという時使えなくては困りますよね。ふだんからガスがなくなっていないか、不具合がないか確かめておきたいものです。室内キャンプなら安心して使えるのでぜひお試しください。
家族でどんなにたくさん防災用品や防災食を揃えていても災害時に使えなくては意味がありません。ふだんの生活の中で実際に使ってみること、道具に慣れること、作り方を覚えること、味を確かめてみること、それが大切ですね。
できれば年に4回、季節ごとに防災訓練をすれば、足りない物などが確認できます。
キャンプのように楽しいイベントを通じて訓練や確認ができれば続けられそうです。
※マンションのベランダは共用部。ベランダで行う場合には、音や匂いなどご近所への配慮をお忘れなく。マンションの規約等もお確かめください。
[ワンポイントTOPICS]携帯用防災ポーチ災害は自宅にいる時に遭うとは限りません。通勤途中や外出時に遭うことも予想できます。できれば最低限のアイテムは常に持っておきたいもの。最近は防災ポーチとして売っているコンパクトなものもありますが、百円均一ショップなどで揃うものもあります。色々試して自分用にカスタムしておくと安心ですね。 ●モバイルバッテリー ●筆記用具・メモ帳 ●現金 ●マスク ●ばんそうこう ●常備薬 ●ウェットティッシュ ●大判のハンカチ ●非常食 ●防犯ブザーや笛 ●小型ライト ●スーパー袋 など |