家庭でコンポストを設置するメリットは?
本来であれば可燃ゴミとして捨てられてしまう生ゴミが、2か月ほどで堆肥に生まれ変わることです。食べる→生ゴミをコンポストに入れる→堆肥ができる→野菜を育てるという循環になっており、SDGs17の目標2番「飢餓をゼロに」や12番「つくる責任 つかう責任」などにつながっているのも特徴。日々の生ゴミをコンポストへ投入できるので、キッチンで不快なにおいが減るという点も大きなメリットではないでしょうか。
コンポストの基本をおさえよう!
① 最初は、容器の1/3ほど土を入れる(使用済みの土で可)
② 生ゴミを入れたら、上から土をかけて見えないように覆う(土が少ないと、虫やにおいが気になります)
③ 容器がいっぱいになったら、しっかりフタをして2か月放置。土と生ごみが均一に混ざったら完成です! 設置場所は、雨ざらしでも日当たりの良い場所でも大丈夫。時々混ぜると、より早く堆肥になります。
コンポストには、どんなものが入れられるの?
基本的に、食べ物のゴミであれば問題ありません。野菜や果物のくず、魚の内臓や肉の脂、茶がら、コーヒーかす、食べ残しなど、大抵のものは入れられます。あと、一度に大量に入れなければ、廃油も大丈夫です。油が入ることで微生物が活性化し、良い堆肥になると言われています。
逆に、コンポストに入れてはいけないものがいくつかあります。骨や貝のように貝塚から出てきそうな硬いもの、割り箸や紙などは、分解しにくいため入れないようにしましょう。ビニールやタバコのような有害物質が溶けだすものもダメです。
これからコンポストにチャレンジする方へひとこと
コンポストは、使いやすい容器を選び、正しく運用すれば、虫がわかず、においも気になりません。毎日ちゃんと続けられるかな?と不安になる気持ちはわかりますが、頑張らなくても大丈夫。「気が向いたときだけ入れる」、「忘れて放置してしまった」というズボラ運用でも、時間が経てばちゃんと堆肥になってくれますよ。
そして、コンポストを始めるなら、ぜひ堆肥を使ったベランダ菜園に挑戦してみてください。重たい生ゴミを捨てに行く手間がはぶけるうえ、ベランダでおいしい野菜が育つので一石二鳥ですよ。初めての方でも育てやすいのはバジル、ミント、シソのようなハーブ類ですが、私のイチオシは「ニラ」です。根元を残しておけば再生するので、何度も収穫して楽しめます。
通気性と透水性に優れた不織布製のプランターやコンポスト容器などを開発・製造・販売。ベランダでも邪魔にならないサイズとカラー、においが発生しにくい通気性の良い素材、虫の侵入を防ぐ構造、横に倒して中身が混ぜやすい小窓など、マンション生活でも使いやすい機能的なコンポスト容器が人気。 スリムなデザインが魅力園芸用品専門店リーフのコンポスト容器 ステップボックス株式会社 代表取締役 坂本香織さん 園芸用品専門店リーフ |