2024.01.10★★★

娯楽

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エコツーリズムであなたのエナジーを被災地へ

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旅することが被災地とあなたの力に

被災を経験した「復興地域」を旅することで、地域に活気を取り戻し、旅人も癒やされて元気になる。そして震災の記憶の風化を防ぎ「いざ!」というときの備えを共有する。そんな「復興ツーリズム」が各地で行われています。
たとえばJR東日本では、東北各地で震災伝承施設の整備が進んだことを契機に、地域と連携して東北における復興ツーリズムを推進しています。防災・減災学習が可能な震災伝承施設とともに、日本の原風景が残る多様な東北の魅力を訴求していくことで、交流人口の拡大を通じた被災地域の復興加速や地域活性化につなげるのが狙い。たとえば復興ツーリズムの旅「仙台・宮城篇」では、復興とさらにその先の未来へと進むまちの様子、人々の暮らしをめぐる二泊三日のコースを紹介。「みちのく潮風トレイル 八戸篇」では、絶景の宝庫といわれる種差海岸をトレッキング。ウミネコに触れたり、高山植物を見たり、日本食を食べたり。美しい海岸線をのんびり散策する三泊四日の旅を提案しています。

潮風トレイルで立ち寄る種差海岸(八戸市)

また福島県では「ホープツーリズム」として、福島のありのままの姿と復興に向け果敢にチャレンジする人々との対話を通して、震災・原子力災害の教訓と、そこからの復興や様々な課題をどう乗り越えるかなどを考えることで自分自身を成長させる学びの旅を推進。
お隣の宮城県では「みやぎ復興のたび」として、県内の各エリアに所在する伝承施設や、魅力あふれる新スポット等を見て回る際のモデルコースを紹介しています。

いわき市ラ・ラ・ミュウ(写真提供:福島観光物産交流協会)

こうして復興へ向かう地域の物を食べ、防災の知識を身につけることで、地域も旅人も明日への力を得ることができるのです。

国内のみならず、海外へも広がる「旅支え」

2023年8月にハワイ州マウイ島で発生
した山火事で、マウイ島西部の市街地に甚大な被害が発生しました。現場では、復旧作業が懸命に行われていますが、すでにハワイの各所で、マウイ島の復興を支援する寄付活動やイベント、売り上げの一部が寄付される商品の販売が行われています。
また日本国内でも10月26日〜28日に大阪で開催された「ツーリズムEXPOジャパン2023大阪・関西」において、マウイ島へのメッセージボードを展示したり、被害が甚大であったエリア以外への渡航を促すツアーの紹介が実施されていました。旅行会社の多くが「ハワイを元気にするツアー」を企画しています。

マウイ島復興に向けたメッセージボード

ぜひ、次のバカンスは、災害から復興に向かう地域への「復興ツーリズム」を検討してはいかがですか?

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